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    大阪歯科保健医新聞にてコラムを掲載しました

    9月15日発行の大阪歯科保健医新聞にて、医院承継のコラムを掲載しました。

    歯科だけでなく、医院承継を考えるすべてのドクターにも向けて寄稿しております。

    今後数回に渡って連載致しますので、新聞がお手元にございましたら是非ご一読下さい。

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    ホームページをリニューアル致しました。

    日頃よりエニータイムヘルスケアコンサルティング株式会社のホームページをご覧いただき、誠に有難うございます。

     

    この度、ホームページを全面的にリニューアル致しました。
    当ホームページでは会社概要を始め、弊社の事業内容やニュース、物件情報など幅広く紹介する内容となっております。

     

    今後も、皆様にとって使いやすいホームページを目指して内容を充実して参りますので、末永くお引き立ていただきますようお願い申し上げます。

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  • 医療法人第三者承継とは?メリット・デメリット・スムーズな

      医療法人経営者で、事業承継について真剣に考えているが、親族への承継が難...

    医療法人第三者承継とは?メリット・デメリット・スムーズな承継のための流れを解説

     

    医療法人経営者で、事業承継について真剣に考えているが、親族への承継が難しいと感じているあなたへ。

    高齢化や後継者不足など、医療法人経営者は様々な課題を抱えています。
    親族以外に事業を承継する方法として、第三者承継に興味を持っている方も多いのではないでしょうか。

    しかし、第三者承継には、どのようなメリットやデメリットがあるのか、具体的な手続きの流れはどうなっているのか、疑問に思うことはたくさんあるはずです。

    この記事では、医療法人第三者承継に関する基礎知識を分かりやすく解説することで、経営者がスムーズな事業承継に向けた適切な判断をするためのサポートをします。

     

    □医療法人第三者承継とは?

     

    医療法人第三者承継とは、親族以外の人に医療法人を承継することです。
    親族以外の人、つまり第三者に、医療法人の経営権や資産を譲渡する仕組みのことですね。

     

    1: 親族以外への承継:親族以外の人に医療法人を譲渡する。
    2: 経営権と資産の譲渡:医療法人の経営権と資産(建物、医療設備など)を譲渡する。
    3: 医療法人の存続:医療法人は存続し、新しい経営体制で運営が継続される。

     

    第三者承継は、親族に後継者がいない場合や、親族が医療法人の経営を引き継ぐ意思がない場合に有効な選択肢となります。

    しかし、第三者承継にはメリットだけでなく、デメリットも存在します。

     

    1: メリット

     

    資金面のメリット
    – 医療法人の資産を売却することで、譲渡金を得ることが可能。
    – 設備資金の残債を精算できる。

    患者・スタッフ引き継ぎのメリット
    – 患者は、新しい経営体制のもとで引き続き診療を受けられる。
    – スタッフは、雇用が継続される可能性が高い。

     

    2: デメリット

     

    経営方針・理念の変化
    – 新しい経営者によって、医療法人の経営方針や理念が変わることがある。
    – 患者やスタッフは、変化に戸惑う可能性がある。

    条件交渉の困難さ
    – 譲渡金額や時期などの条件交渉に時間を要することがある。
    – 確実にいつまでに承継できるか、わからない場合がある。

     

     

    □スムーズな承継を実現するための具体的な流れ

     

    第三者承継は、様々な手続きや交渉が必要となるため、慎重に進める必要があります。
    スムーズな承継を実現するためには、以下のステップを踏むことが重要です。

     

    1: 準備段階

    – 顧問税理士への相談:まずは、自院の経営状況を把握している顧問税理士に相談しましょう。
    M&Aの専門家ではない場合でも、税理士の関与は不可欠です。

    – 資産と経営状態の現状把握:譲渡対象となる資産(建物、医療設備など)と、医療法人の経営状態(医療収益、患者数など)を正確に把握しましょう。

    – M&A仲介会社の選定:専門のM&A仲介会社を介することで、買い手探しや交渉をスムーズに行うことができます。

     

    2: 譲渡先探し

    – 条件提示:医療法人の規模、経営状況、譲渡希望価格などを明確にして、買い手候補に提示します。

    – 交渉:買い手候補との間で、譲渡条件や契約内容などを交渉します。

     

    3: 契約締結

    – 譲渡契約:買い手との間で、医療法人の譲渡契約を締結します。

    – 手続き:医療法人の登記変更、医療機関の許可変更など、必要な手続きを行います。

     

    4: 承継完了

    – 経営移管:新しい経営者による医療法人の経営が開始されます。

    – 患者・スタッフへの説明:患者やスタッフに対して、新しい経営体制について説明を行います。

     

     

    □まとめ

     

    医療法人第三者承継は、親族以外の第三者に医療法人を承継する仕組みです。

    メリットとしては、資金面でのメリットや患者・スタッフ引き継ぎのメリットがありますが、デメリットとして経営方針・理念の変化や条件交渉の困難さなどが挙げられます。

    スムーズな承継を実現するためには、事前に十分な準備を行い、専門家のサポートを受けることが重要です。

  • 医療法人の種類|医師が知っておくべきメリット・デメリット

    開業医を目指し、医療法人設立を検討しているあなたへ。 医療法人の種類、設立のメリット...

    医療法人の種類|医師が知っておくべきメリット・デメリットと設立のポイント

    開業医を目指し、医療法人設立を検討しているあなたへ。
    医療法人の種類、設立のメリット・デメリット、設立のポイントをわかりやすく解説します。
    この記事を読めば、安心して医療法人設立を検討できるようになるでしょう。

     

    □医療法人の種類|設立のメリット・デメリット

     

    医療法人は、医師が安心して医療活動を行うための組織形態です。
    様々な種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
    ここでは、代表的な医療法人の種類とその特徴を解説します。

     

    1: 社団医療法人

    社団医療法人は、医療行為を行う医師や歯科医師が集まって設立する法人です。
    社員(株主のようなもの)によって組織され、社員総会で意思決定を行います。

     

    2: 持分あり医療法人

    社団医療法人の一種で、出資持分を設けることができます。
    出資者は、医療法人の資産に対する出資額に応じて財産権を有します。
    社員と出資者が異なる場合もあります。

     

    3: 基金拠出型法人

    社団医療法人の一種で、出資持分を設けない代わりに、基金制度を採用した法人です。
    基金とは、医療法人に拠出された金銭や財産で、医療法人は拠出者に対して返還義務を負います。

     

    4: 出資額限度法人

    社団医療法人の一種で、出資額に上限を設けた法人です。
    出資額が上限を超えることはできません。

     

     

    □医療法人設立のポイント|成功させるための秘訣

     

    医療法人設立は、医師にとって大きな決断です。
    成功させるためには、様々なポイントを押さえる必要があります。
    ここでは、医療法人設立の成功事例や注意点、ポイントを紹介します。

     

    1: 設立準備

    医療法人設立の準備は、早めに行うことが重要です。
    まず、設立目的や事業計画を明確化し、必要な資金調達方法を検討します。

     

    2: 設立手続き

    医療法人設立の手続きは、行政手続きが複雑で、専門知識が必要です。
    専門家である税理士や弁護士に相談し、適切なアドバイスを受けることが重要です。

     

    3: 運営体制

    設立後は、スムーズな運営体制を構築することが重要です。
    医療従事者や事務職員の採用・育成、会計処理や法令遵守など、様々な課題に対応できる体制を整えましょう。

     

     

    □まとめ

     

    この記事では、医療法人の種類、設立のメリット・デメリット、設立のポイントについて解説しました。
    医療法人設立は、医師にとって大きな決断ですが、適切な準備と手続きを行うことで、安心して医療活動を続けられる環境を構築することができます。

    医療法人設立を検討する際は、それぞれの医療法人の特徴を理解し、自身の状況に合った選択をすることが重要です。
    専門家である税理士や弁護士に相談し、必要なアドバイスを受けるようにしましょう。

  • 医院とクリニックの違いは?選び方の基準をわかりやすく解説

      医療機関を受診しようと考えているけど、医院とクリニックの違いが分からず...

    医院とクリニックの違いは?選び方の基準をわかりやすく解説

     

    医療機関を受診しようと考えているけど、医院とクリニックの違いが分からず、どちらを受診すべきか迷っている人もいるのではないでしょうか。

    「なんとなく、重症な病気は病院、軽い症状はクリニックかな…。」

    そう思っている方も多いかもしれません。

    この記事では、医院とクリニックの違いを分かりやすく解説し、それぞれのメリット・デメリットを比較することで、読者が適切な医療機関を選べるようにします。

     

    □医院とクリニックの違い

     

    医院とクリニックは、法律上は「診療所」という同じ分類に属します。

    しかし、実際には規模や診療内容、患者層などに違いがあります。

     

    1: 規模と診療内容

    一般的に、医院はクリニックよりも規模が大きく、多くの診療科目を扱っています。

    例えば、内科、外科、小児科、婦人科など、複数の診療科目を備えている場合が多いです。

    一方、クリニックは、特定の診療科目に特化していることが多いです。

    例えば、内科、皮膚科、歯科など、1つの診療科目を専門的に扱っていることが多いです。

     

    2: 患者層

    医院は、幅広い年齢層の患者を受け入れています。

    一方、クリニックは、特定の年齢層や症状の患者に特化している場合もあります。

    例えば、小児科クリニックは、子ども専門に診療を行っています。

     

    3: 受診のしやすさ

    医院は、規模が大きい分、待ち時間が長くなる可能性があります。

    一方、クリニックは、規模が小さい分、待ち時間が短く、予約も取りやすいことが多いです。

     

     

    □医院とクリニックの選び方

     

    医院とクリニックは、それぞれメリットとデメリットがあります。

    自分の症状やニーズに合わせて、適切な医療機関を選びましょう。

     

    1: 症状の重さ

    重症な病気や症状の場合は、病院を受診することをおすすめします。

    病院は、高度な医療設備や専門医が揃っているため、複雑な病気や重症な症状に対応することができます。

    一方、軽い症状や風邪などの場合は、クリニックを受診しても問題ありません。

    クリニックは、病院よりも待ち時間が短く、予約も取りやすいことが多いので、気軽に受診できます。

     

    2: 診療科目の充実度

    複数の診療科目を必要とする場合は、医院を受診することをおすすめします。

    医院は、複数の診療科目を備えているため、一つの医療機関で複数の診療を受けることができます。

    一方、特定の診療科目を必要とする場合は、クリニックを受診することをおすすめします。

    クリニックは、特定の診療科目に特化しているため、専門性の高い診療を受けることができます。

     

    3: 患者層

    特定の年齢層や症状の患者に特化しているクリニックを受診したい場合は、事前に調べてから受診しましょう。

    例えば、小児科クリニックは、子ども専門に診療を行っているので、子どもの病気の治療に最適です。

     

     

    □まとめ

     

    医院とクリニックは、法律上は同じ分類に属しますが、規模や診療内容、患者層などに違いがあります。

    自分の症状やニーズに合わせて、適切な医療機関を選びましょう。

    重症な病気や症状の場合は、病院を受診することをおすすめします。

    軽い症状や風邪などの場合は、クリニックを受診しても問題ありません。

    複数の診療科目を必要とする場合は、医院を受診することをおすすめします。

    特定の診療科目を必要とする場合は、クリニックを受診することをおすすめします。

  • M&Aで失敗しない!COC条項とは?仕組みとM

      M&Aに関わる企業の経営者や事業責任者で、契約書の内容を理解し...

    M&Aで失敗しない!COC条項とは?仕組みとM&Aへの影響、注意点

     

    M&Aに関わる企業の経営者や事業責任者で、契約書の内容を理解し、リスクを事前に把握したいと考えているあなた。
    M&Aの際に、契約書に記載されているCOC条項について理解し、自社にとってどのような影響があるのか知りたいのではないでしょうか。

    この記事では、COC条項の仕組み、M&Aにおける影響、注意点などをわかりやすく解説することで、COC条項を理解し、M&Aを成功させるための対策を立てることができるようにします。

     

    □COC条項とは?

     

    COC条項とは、M&Aなどの理由で契約当事者の経営権が移転した際に、契約内容に制限や解除が発生する可能性がある条項です。
    買い手にとって、想定していたシナジー効果を発揮できないリスクがあるため、M&A前の確認が重要です。

     

    1: COC条項は、Change of Control(チェンジオブコントロール)条項の略称です。

    2: M&Aなどの理由で、契約当事者のどちらかで経営権の移転が生じた場合、商取引契約の内容に何らかの制限がかかったり、契約を解除する権利が発生したりします。

    3: 例えば、A社とB社が契約を結んでおり、その契約にCOC条項が記載されている場合、A社の経営権がC社に移転した場合、B社は契約の解除や内容の変更を要求できる可能性があります。

     

     

    □COC条項の仕組みとM&Aへの影響

     

    COC条項は、契約当事者の経営権が移転した場合に、契約の解除や内容の変更などの制限を設けることができる条項です。
    M&Aにおいては、買い手が売り手の重要な取引先に制限をかけられる可能性があり、シナジー効果の実現を阻害する可能性も。

     

    1: COC条項は、契約内容によって様々な制限を設けることができます。
    ・契約の解除
    ・契約内容の変更
    ・契約の延長
    ・通知義務
    ・承諾義務

     

    2: 例えば、M&Aによって、売り手の重要な顧客との契約に制限がかかった場合、買い手は顧客との関係が悪化したり、売上の減少につながったりする可能性があります。

     

    3: COC条項は、M&Aの成功を左右する重要な要素の一つです。
    そのため、M&Aを行う際には、COC条項の内容をしっかりと確認し、必要があれば交渉を行う必要があります。

     

     

    □まとめ

     

    COC条項は、M&Aなどの理由で契約当事者の経営権が移転した際に、契約内容に制限や解除が発生する可能性がある条項です。
    買い手にとって、想定していたシナジー効果を発揮できないリスクがあるため、M&A前の確認が重要です。
    COC条項の仕組みを理解し、M&Aにおける影響を事前に把握することで、リスクを回避し、M&Aを成功させることができます。

  • 医療法人事業承継持分ありでスムーズに承継する方法

      医療法人の事業承継、特に持分ありの医療法人経営者は、将来への不安を抱え...

    医療法人事業承継持分ありでスムーズに承継する方法

     

    医療法人の事業承継、特に持分ありの医療法人経営者は、将来への不安を抱えているかもしれません。
    相続税対策や後継者へのスムーズな事業移行など、多くの課題が待ち受けています。
    本記事では、医療法人事業承継における持分あり特有の課題や、スムーズな承継を実現するための具体的なスキームについて解説します。

     

    □医療法人事業承継持分ありの現状と課題

     

    医療法人は、その形態によって事業承継の方法が大きく異なります。
    特に、持分ありの医療法人では、出資者の意向や相続税対策、後継者への事業移行など、多くの複雑な要素が絡み合います。

     

    1: 医療法人の事業承継の現状

     

    医療法人事業承継においては、事業承継の時期、後継者候補、承継方法など、様々な要素を考慮する必要があります。
    近年、医療法人の事業承継は、高齢化や後継者不足などの問題を抱え、ますます重要性を増しています。

     

    2: 持分あり医療法人における課題

     

    持分ありの医療法人では、以下の課題が考えられます。

    ・ 相続税対策: 出資持分は高額になる場合があり、相続税の負担が大きくなる可能性があります。

    ・ 後継者への事業移行: 後継者がいない場合や、後継者がいても事業承継をスムーズに行う方法がわからない場合、事業の継続が困難になる可能性があります。

    ・ 経営権の移転: 出資持分を移転しても、経営権がスムーズに移転しない場合があります。

     

    3: スムーズな承継を実現するためのポイント

     

    スムーズな事業承継を実現するためには、以下のポイントを押さえる必要があります。

    ・ 早期からの準備: 事業承継は、急に決まるものではありません。
    早期から準備を進めることで、将来への不安を解消することができます。

    ・ 相続税対策: 相続税対策を事前に検討しておくことで、多額の税金負担を回避することができます。

    ・ 後継者育成: 後継者を育成することで、事業を安定的に引き継ぐことができます。

    ・ 弁護士や税理士などの専門家への相談: 事業承継は、法律や税務に関する専門知識が必要となります。
    専門家のアドバイスを受けることで、適切な方法を選択することができます。

     

     

    □親族間承継における具体的なスキームと留意点

     

    親族間承継では、出資持分の移転、持分の払戻し(社員の入退社)など、様々なスキームが考えられます。
    それぞれのスキームには、特徴や税務上の留意点があるため、状況に応じて最適なスキームを選択する必要があります。

     

    1: 出資持分の移転

     

    出資持分の移転は、後継者が親族の場合に多く用いられる方法です。
    この方法には、相続、贈与、譲渡など、いくつかの方法があります。

    ・ 相続: 出資者が亡くなった場合、相続によって後継者が出資持分を承継します。

    ・ 贈与: 出資者が生前に後継者に贈与することで、出資持分を移転します。

    ・ 譲渡: 出資者が後継者に売却することで、出資持分を移転します。

     

    2: 持分の払戻し(社員の入退社)

     

    持分の払戻しは、出資者が医療法人から出資持分を払い戻し、同時に後継者を社員として迎え入れる方法です。
    この方法では、出資持分の移転と経営権の移転を同時に行うことができます。

     

    3: スキーム選択における留意点

     

    親族間承継におけるスキーム選択では、以下の点を考慮する必要があります。

    ・ 税務上の影響: 各スキームには、相続税、贈与税、譲渡所得税などの税務上の影響があります。

    ・ 後継者の意向: 後継者の意向を尊重し、承継方法を決定する必要があります。

    ・ 事業の継続性: 事業の継続性を考慮し、適切なスキームを選択する必要があります。

     

     

    □まとめ

     

    医療法人事業承継においては、持分ありの医療法人では、相続税対策、後継者へのスムーズな事業移行など、多くの課題が存在します。
    スムーズな承継を実現するためには、早期からの準備、相続税対策、後継者育成、専門家への相談が重要です。
    親族間承継では、出資持分の移転、持分の払戻しなど、様々なスキームが考えられます。
    状況に応じて最適なスキームを選択することで、事業の安定的な承継を実現することができます。

  • 医療法人消費税の基礎知識|クリニック経営における税務対策

    医療法人経営者で、消費税に関する基礎知識を学びたいと考えているあなたへ。 医療法人の...

    医療法人消費税の基礎知識|クリニック経営における税務対策

    医療法人経営者で、消費税に関する基礎知識を学びたいと考えているあなたへ。

    医療法人の消費税は、クリニック経営において重要な要素の一つです。
    適切に理解し、節税対策につなげることで、経営の安定化に大きく貢献します。
    本記事では、医療法人の消費税に関する基礎知識をわかりやすく解説し、経営における税務対策に役立つ情報を提供します。

     

    □医療法人と消費税

     

    医療法人は、医療行為を通じて利益を得る事業者として、消費税の課税対象となります。
    消費税は、医療行為の提供に際して患者様から受け取る診療報酬に課せられます。
    医療法人の消費税の基礎知識を理解し、適切な申告・納付を行うことは、経営安定化の鍵となります。

     

    1: 医療法人の消費税の基礎知識

    医療法人は、医療行為を通じて利益を得る事業者として、消費税の課税対象となります。
    消費税は、医療行為の提供に際して患者様から受け取る診療報酬に課せられます。

     

    2: 医療法人における消費税の申告・納付

    医療法人は、消費税の申告・納付義務を負っています。
    申告・納付は、原則として事業年度終了後2ヶ月以内に、税務署へ提出します。

     

    3: 医療法人における消費税の計算方法

    医療法人の消費税の計算方法は、原則課税と簡易課税の2種類があります。
    原則課税は、売上にかかる消費税(受け取った消費税)と、仕入や経費にかかる消費税(支払った消費税)の差額を納付額とする方法です。
    簡易課税は、売上にかかる消費税に所定の割合(みなし仕入率)を乗じた金額を支払った消費税の額とみなす方法です。
    医療法人の場合は、原則として原則課税が適用されます。

     

     

    □消費税の申告・納付と計算方法

     

    医療法人の消費税の申告・納付には、いくつかの注意点があります。

     

    1: 医療法人の消費税の申告・納付の注意点

    医療法人の消費税の申告・納付には、以下の点に注意が必要です。

    ・申告・納付の期限を守ること
    ・消費税の計算方法を理解すること
    ・医療法人特有の消費税に関するルールを把握すること

     

    2: 医療法人における消費税の計算方法

    医療法人の消費税の計算方法には、以下の2種類があります。

    ・原則課税
    ・簡易課税

     

    3: 医療法人における消費税の計算例

    医療法人における消費税の計算例を以下に示します。

    ・診療報酬収入:1,000万円
    ・消費税率:10%
    ・消費税額:100万円

    上記の場合、医療法人は消費税として100万円を納付する必要があります。

     

     

    □まとめ

     

    医療法人の消費税は、経営安定化に大きく影響する重要な要素です。
    本記事で解説した基礎知識を理解し、適切な申告・納付を行うことで、税務対策につなげることができます。
    消費税に関する疑問点や、より詳細な情報については、税理士等専門家に相談することをおすすめします。

  • 表明保証とは?M&Aにおける重要性と意味をわか

    M&A取引において、表明保証は重要な役割を果たします。 しかし、表明保証につ...

    表明保証とは?M&Aにおける重要性と意味をわかりやすく解説

    M&A取引において、表明保証は重要な役割を果たします。

    しかし、表明保証について詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか。

    本記事では、M&Aに関わるビジネスパーソン向けに、表明保証の概念、重要性、具体的な内容をわかりやすく解説していきます。

    リスク回避と円滑な取引を進めるための知識を深め、M&Aを成功に導きましょう。
    ぜひ参考にしてくださいね。

     

    □表明保証とは何かわかりやすく紹介!

     

    表明保証とは、売主が買主に対して、売却対象となる企業やその事業に関する重要な事項について、真実であり正確であることを保証することです。

    これは、M&A取引において、買主が潜在的なリスクを回避し、安心して取引を進めるために不可欠な要素です。

     

    1: 例えば、売主は「会社の業績は安定しており、債務もありません」と表明保証する場合があります。
    2: 買主は、この表明保証に基づいて、会社の業績や債務状況が真実であると信じて取引を進めます。
    3: もし、後に売主の表明保証が虚偽であることが判明した場合、買主は売主に対して損害賠償を請求することができます。

     

    このように、表明保証は、買主が取引に潜むリスクを最小限に抑えるために重要な役割を果たします。

     

     

    □M&Aにおける表明保証の重要性

     

    M&Aでは、売主はデューデリジェンスで明らかにならない潜在的なリスクを負う可能性があります。

    表明保証は、売主がこれらのリスクについて責任を負うことを明確にすることで、買主が安心して取引を進めることを可能にします。

     

    1: 表明保証は、売主が企業や事業に関する情報を正確に開示し、責任を負うことを明確にすることで、買主の不安を解消し、取引を円滑に進めることができます。
    2: 売主にとっても、表明保証によって取引が円滑に進み、M&Aの成功率を高めることができます。

     

    表明保証は、M&A取引におけるリスクを共有し、双方にとって安全な取引を実現するために不可欠な要素と言えるでしょう。

     

     

    □まとめ

     

    本記事では、M&Aにおける表明保証について解説しました。

    表明保証は、買主が取引におけるリスクを理解し、適切な対策を立てるための重要な要素です。

    売主は、表明保証によって、取引が円滑に進み、M&Aの成功率を高めることができます。

    M&Aに関わるビジネスパーソンは、表明保証の重要性を理解し、取引を進める上で適切な対策を検討することが重要です。
    何か質問等ありましたら、いつでもぜひ当社までご連絡ください。

  • クリニック継承で失敗しないために!注意点と成功事例

      クリニック継承は、既存の患者やスタッフを引き継げるという大きなメリット...

    クリニック継承で失敗しないために!注意点と成功事例

     

    クリニック継承は、既存の患者やスタッフを引き継げるという大きなメリットがある一方、診療方針や経営状態、スタッフとの関係など、注意すべき点が数多く存在します。

    継承を成功させるためには、事前にしっかりと準備を進め、リスクを理解しておくことが不可欠です。

    この記事では、クリニック継承で失敗しないために知っておくべき重要なポイントと、成功事例から学ぶべき3つの秘訣を紹介します。

     

    □クリニック継承の注意点

     

    クリニック継承は、魅力的な選択肢である一方で、リスクを伴う決断でもあり、注意点があります。

    継承によって成功を収めるためには、いくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。

     

    1: 診療方針の継承

    継承元クリニックの診療方針をそのまま引き継ぐのか、それとも新たな方針を導入するのかは、継承成功の鍵を握る重要な要素です。

    継承元の診療方針を踏襲する場合、既存の患者やスタッフとの関係を維持し、スムーズな移行を図ることができます。

    しかし、継承医自身の専門分野や価値観が異なる場合は、新たな方針を導入する必要が生じます。

    この場合、患者やスタッフへの丁寧な説明と理解を得るためのコミュニケーションが不可欠です。

     

    2: 経営状態の確認

    継承元クリニックの経営状態は、継承後の安定経営に大きく影響します。

    患者数や売上、経費、借入金などの財務状況を詳細に分析し、継承後の収益見通しを立てることが重要です。

    経営状態が厳しい場合は、経営改善策を検討し、必要な投資や人材確保を計画的に行う必要があります。

     

    3: スタッフとの関係

    継承元クリニックのスタッフは、貴重な資産です。

    スタッフのスキルや経験を引き継ぎ、良好な関係を維持することで、継承後の運営を円滑に進めることができます。

    しかし、継承に伴い、勤務体制や給与体系、診療方針などが変わる可能性があり、スタッフのモチベーションや士気に影響を与える可能性もあります。

    スタッフとのコミュニケーションを密にし、不安や不満を解消することで、安定した体制を築き上げることが重要です。

     

     

    □成功事例から学ぶ!継承を成功させるための3つの秘訣

     

    クリニック継承を成功させた事例から、成功のための3つの秘訣を紹介します。

     

    1: 患者との信頼関係構築

    患者との良好な関係を築くことは、クリニックの成功にとって不可欠です。

    患者とのコミュニケーションを重視し、丁寧な説明と分かりやすい説明を心がけることが重要です。

    また、患者からの意見や要望に耳を傾け、改善に努めることで、信頼関係を築き上げることができます。

     

    2: スタッフのモチベーション維持

    スタッフのモチベーションを維持することは、クリニックの安定した運営に不可欠です。

    スタッフの意見を尊重し、働きやすい環境を提供することで、モチベーションを高め、離職率を抑えることができます。

    また、研修やスキルアップの機会を設けることで、スタッフの成長を促し、モチベーション向上に繋げることが重要です。

     

    3: 経営の安定化

    安定した経営は、クリニックの継続的な発展を支える基盤となります。

    適切な財務管理を行い、収益を確保することで、安定した経営を維持することができます。

    また、マーケティング活動や地域貢献活動を通して、新規患者の獲得と顧客満足度向上を図ることで、持続的な成長を促進できます。

     

     

    □まとめ

     

    クリニック継承は、既存の患者やスタッフを引き継げるという大きなメリットがある一方で、診療方針や経営状態、スタッフとの関係など、注意すべき点が数多く存在します。

    継承を成功させるためには、事前にしっかりと準備を進め、リスクを理解しておくことが不可欠です。

    患者との信頼関係構築、スタッフのモチベーション維持、経営の安定化といった3つの秘訣を意識することで、クリニック継承を成功させることができます。

  • 潰れるクリニックの特徴|6つの原因と潰れないための対策を

      クリニック経営は、医師にとって大きな挑戦です。 患者さんの健康を預かる...

    潰れるクリニックの特徴|6つの原因と潰れないための対策を解説

     

    クリニック経営は、医師にとって大きな挑戦です。
    患者さんの健康を預かる責任はもちろんのこと、経営面においても成功させなければなりません。
    しかし、残念ながら多くのクリニックが経営難に陥り、閉院に追い込まれてしまう現実があります。
    この記事では、潰れるクリニックの特徴と、潰れないための対策について解説します。
    開業を検討している医師や、クリニック経営に関わるすべての人に役立つ情報が満載です。
    ぜひ最後まで読んで、クリニック経営の成功に役立ててください。

     

    □潰れるクリニックの6つの特徴

     

    クリニックが潰れてしまう原因は、さまざまな要因が考えられます。
    ここでは、特に注意すべき6つの特徴を紹介します。

     

    1: 医師の知識・スキル不足

    医師は、医学的な知識や治療技術はもちろんのこと、患者さんとのコミュニケーション能力も必要です。
    診察や治療がどれだけ正確でも、患者さんと良好な関係を築けなければ、信頼を得ることができません。
    特に地方では、口コミで評判が広がりやすいため、患者さんの信頼を失うと、経営にも悪影響を及ぼします。

     

    2: 利便性の悪さ

    クリニックの場所が不便だと、患者さんは通院しにくくなってしまいます。
    アクセスが悪い、駐車場が少ない、周辺環境が悪いなど、患者さんの利便性を考慮していないクリニックは、集患が難しくなります。

     

    3: 広報活動の不足

    いくら質の高い医療を提供していても、患者さんに知ってもらえなければ意味がありません。
    ホームページやチラシなどの広報活動を行って、クリニックの存在をアピールすることが重要です。
    特に、競合が多い地域では、積極的な広報活動が必須となります。

    4: 人間関係の悪化

    クリニック内での人間関係が悪化すると、業務効率が低下し、患者さんの満足度も低くなってしまいます。
    スタッフ間のコミュニケーション不足や、院長とスタッフ間の信頼関係の欠如などが原因として挙げられます。

     

    5: 資金繰りの悪化

    開業資金や運営資金の不足は、クリニックの経営を圧迫する大きな要因となります。
    適切な資金計画を立て、資金繰りを管理することが重要です。
    特に、医療費の滞納や、医療機器の購入など、予期せぬ支出が発生することも考慮する必要があります。

     

    6: 院長の高齢化

    院長が高齢になると、体力や気力、そして知識や技術の維持が難しくなります。
    後継者の育成が遅れると、クリニックの将来が危ぶまれ、閉院に繋がってしまう可能性もあります。

     

     

    □潰れないクリニックにするための対策6つ

     

    潰れないクリニックを実現するためには、事前に対策を講じておくことが重要です。
    ここでは、6つの対策を紹介します。

     

    1: 事業計画の策定

    クリニックを開業する前に、事業計画をしっかりと策定することが重要です。
    開業資金や運営資金の調達、収支の見込み、マーケティング戦略などを具体的に計画することで、経営の安定化を図ることができます。
    事業計画は、常に状況に合わせて見直すことが大切です。

     

    2: 開業地の調査

    開業地選びは、クリニックの成功を左右する重要な要素です。
    患者さんのニーズ、競合クリニック、交通アクセス、周辺環境などを調査し、集患が見込める場所を選びましょう。
    地域特性やターゲット層を分析し、最適な立地を選ぶことが重要です。

     

    3: スタッフの採用と育成

    優秀なスタッフを採用し、育成することは、クリニックの質を高めるために不可欠です。
    採用時には、経験やスキルだけでなく、患者さんへの接遇やコミュニケーション能力なども重視しましょう。
    採用後も、研修や教育を通して、スタッフの能力を向上させることが重要です。

     

    4: 広報活動の強化

    患者さんにクリニックを知ってもらうためには、積極的に広報活動を行う必要があります。
    ホームページやSNSなどを活用し、情報発信を行いましょう。
    地域イベントへの参加や、地域貢献活動なども効果的です。
    患者さんと積極的にコミュニケーションを取り、信頼関係を築くことも重要です。

     

    5: 医療継承の検討

    将来の院長不在に備えて、医療継承の検討も必要です。
    後継者候補を育成したり、第三者への譲渡を検討したりするなど、早めの準備が必要です。
    医療継承計画を策定することで、クリニックの安定的な運営を確保することができます。

     

    6: 学び続ける姿勢

    医療技術は常に進化しています。
    医師は、常に学び続ける姿勢を持ち、最新の情報や技術を習得することが重要です。
    学会や研修に参加したり、専門書を読んだりすることで、医療の質向上に努めましょう。

     

     

    □まとめ

     

    潰れるクリニックの特徴と潰れないための対策について解説しました。
    クリニック経営は、医師にとって大きな責任と挑戦を伴うものです。
    この記事で紹介した内容を参考に、経営の安定化を図り、患者さんの健康に貢献できるクリニックを目指しましょう。

     

  • 医院継承相場:開業資金が気になるあなたへ・成功への道筋を

    医院継承を検討されている先生、開業資金のこと、不安ですよね。 将来、医院を引き継ぎた...

    医院継承相場:開業資金が気になるあなたへ・成功への道筋を解説

    医院継承を検討されている先生、開業資金のこと、不安ですよね。

    将来、医院を引き継ぎたいと考えている、または医院の継承を検討している医師や医療従事者の皆様、こんにちは。

    この記事では、医院継承にかかる費用や手順、そして成功するためのポイントを具体的に解説していきます。

    不安を解消し、将来への展望を明確にするお手伝いができれば幸いです。

     

    □医院継承相場:気になる費用を徹底解説

     

    医院承継を検討する上で、真っ先に気になるのが費用面でしょう。

    土地や建物、内装、医療機器、そしてその他諸経費など、様々な費用が考えられます。

    ここでは、医院承継にかかる費用を項目別に詳しく解説し、具体的な相場を提示していきます。

     

    1: 土地・建物

     

    医院を引き継ぐ際に、最も大きな費用となるのが土地と建物の費用です。

    土地の価格は、立地や広さ、周辺環境によって大きく異なります。

    都市部では高額になる傾向がありますが、郊外であれば比較的低価格な物件も見つけることができるでしょう。

    建物の場合は、築年数や構造、設備の充実度によって費用が変わってきます。

    築年数が古い建物は、リフォームや修繕費用が別途発生する可能性もあります。

     

    2: 内装・設備

     

    医院の内装や設備も、承継費用に大きく影響します。

    内装は、診療科目や患者層に合わせてデザインする必要があります。

    また、医療機器は、最新の機器に更新する必要がある場合もあります。

     

    3: 医療機器

     

    電子カルテ、レントゲン、超音波診断装置など、医療機器は医院の診療内容によって必要なものが異なります。

    最新の機器は高額ですが、性能が向上しているため、将来的なコスト削減につながる可能性があります。

     

    4: 什器・備品

     

    待合室のソファや診察台、事務机などの什器・備品も、承継費用に含まれます。

    既存の什器・備品が使用できる場合もありますが、新しく購入する必要がある場合もあります。

     

    5: その他諸経費

     

    医師会入会金、広告宣伝費、消耗品費など、その他諸経費も発生します。

    これらの費用は、医院の規模や診療内容によって異なります。

     

     

    □成功への道筋:医院継承をスムーズに進めるためのポイント

     

    費用面以外にも、医院承継を成功させるためには、様々なポイントを押さえる必要があります。

    先代との意思疎通、専門家との連携、将来の経営計画など、スムーズな継承を実現するためのポイントを解説していきます。

     

    1: 先代との意思疎通

     

    医院承継において、最も重要なのは先代との意思疎通です。

    先代の想いや医院に対するビジョンをしっかりと理解し、将来の経営方針を共有することが大切です。

     

    2: 専門家との連携

     

    弁護士、税理士、不動産業者など、専門家の力を借りることで、スムーズな承継を進めることができます。

    専門家のアドバイスを受けることで、リスクを最小限に抑え、成功の可能性を高めることができます。

     

    3: 将来の経営計画

     

    医院承継後も、安定した経営を続けるためには、将来の経営計画を立てることが重要です。

    診療内容や患者層、地域医療の動向などを分析し、具体的な計画を策定しましょう。

     

    4: 資金調達

     

    医院承継には、まとまった資金が必要になります。

    銀行融資やファンドなど、適切な資金調達方法を選択しましょう。

     

    5: 従業員の確保

     

    医院の運営には、医師や看護師、事務職員など、多くの従業員が必要です。

    承継後も、安定した人材を確保することが重要です。

     

     

    □まとめ

     

    医院承継は、費用や手続き、経営計画など、様々な課題をクリアする必要がある複雑なプロセスです。

    しかし、適切な準備と専門家との連携、そして先代との意思疎通を図ることで、スムーズな承継を実現し、医院の未来を創造することができます。

    この記事が、医院承継を検討されている先生方の不安解消と、将来への展望を明確にする一助になれば幸いです。

     

  • 事業継承の取り組みへの想い

    今、国内では年間9千件程度のクリニックが廃院や休診をされています。 ここ数年で、その...

    事業継承の取り組みへの想い

    今、国内では年間9千件程度のクリニックが廃院や休診をされています。

    ここ数年で、その数は、信じられない程多くなっています。

    現在、弊社にご相談を頂いている案件の殆どは先生ご自身の高齢化によるものか、ご病気が理由となっています。

     

    だからこそ今、私は早めに次の世代、次の方にバトンを渡すための試みを提案したいと思っています。

    今診られている患者さんを路頭に迷わせることなく、確実に次の先生へ引き継ぐことができれば、みんなが安心できるという、私たちの真摯な思いです。

     

    廃院や休診となるクリニックが増加している一方で、新規開業の流れは旺盛で、コロナ禍の影響がある中でも、年間5~7千件程度となっています。

    しかしながら、現在国内には既に10万件のクリニックがあり、過当競争の時代となっております。

     

    そのため、開業しても成功するとは限りません。

    開業して1~2年の間、肝心な集患に苦労するケースは少なくありません。

    その点、優良な事業継承案件にて開業する場合は早期から安定的な経営とその先の発展が見込めます。

     

    成約事例

     

    〇2022年の成約事例をご紹介します。

     

     ご相談をいただくほんの半年前までは、まだまだ現役で続けるご意思があり、強気の発言もあった先生でしたが、それから半年も経たずして、クリニックを次の先生へ引き継ぎたいとのご相談を受けました。

     

    ご自身の癌を克服された後のことでしたが、やはり体力と気力の低下に気づかれた瞬間だったと思います。それから弊社は約1年という時間かけて、後を継がれる候補の先生を丁寧に探しました。

     

    ご相談いただいた先生の想いに寄り添い、慎重にお引き合わせを進め、クリニックは無事三人目にご紹介した先生に引き継がれることとなり、ご相談いただいた先生にも、そして引き継がれる先生にも、大変お喜びいただくことができました。

     

    〇このクリニックは、開業から20年以上に亘り地域医療を守り、また多くの患者さんから慕われておられました。一時は年間の医療報酬は1.4億円以上あり、コロナ禍にあっても患者さんに求められる、そんな地域に愛されているクリニックでした。

     

    〇課題は、不動産でした。テナントであればのれん代だけで済みますが、土地と建物の不動産が含まれていました。物件は2億円です。

     

    一般的には、開業される先生が十分な資金を持っておられないのが普通です。

    そのため、弊社で市場調査資料、現クリニックの分析、新クリニックの事業計画等を周到に準備の上、金融機関に提示しました。結果として、2行から融資の承諾を得て、この事業継承が成功しました。

     

    〇事業継承の重要な点は、出来る限り早めの対応を行い、譲る先生と譲受先とを適切に調整することですが、これが非常に難しいのが現実です。

    双方の調整を、情熱を持って対応してくれる会社を見つけることが事業継承を成功させるためのキーだと考えています。

     

    弊社は地域医療を守るために、またこれまで頑張って来られた先生のために多角的に貢献することをお約束いたします。是非、お気軽にご相談をいただければ幸いです。

  • 診療所の譲渡価格は、どのように決まるのか!?

    医療界の事業継承よりも、一般の企業の事業継承=M&Aの方が沢山行われています...

    診療所の譲渡価格は、どのように決まるのか!?

    医療界の事業継承よりも、一般の企業の事業継承=M&Aの方が沢山行われています。

     

    そこでの取引は、実際の実際の「純資産」+これに「のれん代」が付加された金額で取引をされています。

    「のれん代」とは聞きなれない言葉ですが、所謂、その企業の付加価値部分になります。

    例えば、ブランド力や技術力、ノウハウ、立地、顧客数などの無形固定資産になります。

    そのため、のれん代を正確に把握することが難しいことが現状です。

     

    最近の例で言いますと武田薬品が生き残りをかけて、アイルランド製薬会社シャイアーを7兆円で買収しました。

    日本企業による過去最大のM&Aになります。かなり高額な買収となった訳ですが、武田薬品はその価値を認めてこのことを実行しました。

     

    そこで、このM&Aで最も重要なことは企業の鑑定評価になります。

    英語では「valuation(バリュエーション)」と言われています。

    この鑑定評価を弊社が受け持つことにより、適正な価格を試算することで売手と買受双方のにとり円滑な事業継承を支援致します。

  • 新規開業と、事業承継どちらを選択すればよいか?

    新規開業と、事業承継どちらを選択すればよいか? わたしたちは事業継承を最優先に考えて...

    新規開業と、事業承継どちらを選択すればよいか?

    新規開業と、事業承継どちらを選択すればよいか?

    わたしたちは事業継承を最優先に考えているわけではありません。

    唯、既存の地域の医療を守るためには事業継承が最も有効な手段と考えております。

     

      新規開業のケース 事業継承のケース
    メリット ・開業場所、時期を自由に選べる。

    ・開業までの時間が大幅に短縮できる。

    ・機器調達、スタッフの確保ができる。

    ・集患の点で短い期間での確保が可能。

    デメリット

    ・事業継承と比較して計画から開業まで時間がかかる。

    ・集患の点で経営リスクが大きい。

    ・新規開業よりも買取り費用が掛かるケースがある。

  • 廃院か、事業継承か?

    2020年1月22日付日経新聞の記事によれば、『2018年に廃止や休止をした診療所は...

    廃院か、事業継承か?

    2020年1月22日付日経新聞の記事によれば、『2018年に廃止や休止をした診療所は6,940あり、5年前に比べて3割増えた。帝国データバンクによると19年に後継者がいない診療所の比率は85%、全業種平均(65%)を上回った。』とあります。

     

    2018年の国内の診療所は102,057施設あり、なんと全体の7%弱の診療所がなくなっている状況です。

    減少の原因は高齢化などによるものが多いため、今後も継続するものと予測されます。

     

    ここで問題は後継者がいないということです。

    現在、多くの先生方は同じ思いで、廃院するか、誰か継承してもらえないかとお考えの先生は沢山おられると思います。

     

    下記にそれぞれのメリットデメリットをまとめました。

     

      廃業 事業承継
    メリット ・自分の都合の良い時にリタイヤできる。

    ・地域の医療の継続が出来る。

    ・譲渡益が得られる。
    ・機器、スタッフの引継ぎが可能。
    ※スタッフは買受側との交渉が必要

    デメリット ・地域の医療の空洞化が生じる。
    ・廃院により手間、コストがかかる。
    ・スタッフが職を失う。
    ・事業継承の手続きに手間がかかる。
    ※専門性が必要になる。